みんスタ

まちの誇り・地域の核となるみんなのスタジアム

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地域のためのスタジアム
『みんスタTM

シャワーのないロッカー室、傘を差しながら子どもを見守る保護者たち。多くの子どもたちや保護者にとって、地域のサッカー環境やプロチームの育成環境は不十分な現状です。私たちは清潔で快適なクラブハウスと屋根付きの観戦スタンドとコンコースをパッケージにした『みんスタTM』プロジェクトを進めています。
ローコストでありながら、公式戦にも対応する機能を持ち、目的にあわせて規模・機能のカスタマイズも可能です。『みんスタTM』は練習環境の改善だけでなく、地域コミュニティ・交流の場所にもなりうる大きな可能性を持っています。

地域に起こる効果

まちの活性化
人々が集まり、まちのコミュニティの中心となる
人は動いているものを観に集まる
地域スポーツの底上げ
観られる環境下で練習に集中できる環境を用意する
次世代を担う子どもたちの育成
スポーツを通じて夢を与え、
積極的に取り組む人材を育成する。

『みんスタTM』プロジェクトの基本方針

屋根付きスタンド、選手や
審判ロッカーなどを備える(空調完備)

地域レベルの公式戦、
プロの育成レベルの公式戦
も対応可能

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建物の概要

クラブハウス付スタジアムをパッケージ化

※意匠登録出願中

屋根

雨風の吹込みの少ない形状の屋根

2F:コンコース※諸室レイアウトの一例

試合の合間に休憩できるテラス席/売店などを設置

1F:クラブハウス※諸室レイアウトの一例

観客席

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機能イメージとカスタマイズ

使い手のニーズに合わせて機能を選べるクラブハウス

機能イメージ

屋根付きの
スタンド
ロッカー
ルーム
トレーニング
ルーム
清潔なトイレ
関係者室

機能カスタマイズ

子どもたち・
アマチュア選手

  • スタンド
  • 諸室

プロ・
実業団選手

  • スタンド
  • 諸室
  • VIP室・実況室
  • トレーニングルーム

地域コミュニティ
機能の構築

  • スタンド
  • 諸室
  • コミュニティ会議

試合の規模に合わせてカスタマイズ可能な観客席

観客席数がブロックユニット化されているので、スタンドの規模を柔軟に設定できます。観客席ブロックを後から追加しスタジアムの収容力を高めることも可能です。お客様のご要望に合わせて、試合の規模などを考慮して、客席数や席の種類を決めることができます。

観客席数
約6,000席の場合※標準タイプは400席

A

356席

A+B+C

3,368席

A+B

1,208席

A+B+C+D

5,960席

分割も可能なスタンドや諸機能ユニット

スタンドだけ使いたい、更衣室は必要など様々なニーズに対応できるように、単独の機能を持つユニットも用意しています。必要な機能を必要なだけカスタマイズすることができます。

インタビュー

プロサッカー関係者が語る『みんスタTM』の可能性

公益社団法人日本プロサッカーリーグ
クラブ経営本部クラブライセンス事務局
スタジアム推進役

佐藤(さとう) 仁司(ひとし)

1957年11月 東京都世田谷区生まれ。62歳
1980年より日本サッカーリーグ、三菱サッカー部のチーム付き審判員。
1990年6月より三菱サッカー部の主務兼運営委員となり、プロ化準備を担当。
1992年から、2005年11月まで浦和レッズ (運営部長、広報部長ほか)。
2002年FIFAワールドカップ ベニューコーディネーター (埼玉)
2005年12月より、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
技術・アカデミー、イレブンミリオンプロジェクトを担当し、
2009年6月よりスタジアム担当。公益財団法人日本サッカー協会 施設委員。

Q1

日本サッカー協会では2014年5月に『JFAグラスルーツ宣言』を行い、『誰もが・いつでも・どこでも』サッカーを身近に心から楽しめる環境を提供し、その質の向上に努めることとしています。これまで数多くのサッカースタジアムの実現にご尽力されたお立場から、現在の日本における選手や指導者のサッカーのプレー環境、観戦環境の状況や課題についてお聞かせください。

A

スタジアムをはじめ、スポーツ環境自体がとても不足しています。その限られた施設も、アクセスが悪く公共交通機関では行きにくい立地、屋根のない観戦スタンド、和式トイレ、テレビ中継やメディア設備の不足などによって、地域社会、地域経済にもたらす効果が活かしきれていないと感じています。ちょうど10年前の2010年、Jリーグは「競技場」という言葉をNGワードにして、すべて「スタジアム」に表記をあらためました。「競技をする場」だけでは、Jリーグの理念を具現化できないからです。

Q2

ドイツ・イギリス・スペインをはじめとするサッカー先進国のプレー環境についても、たくさんの事例をご視察されているかとおもいます。グラスルーツの観点からこれまで体験された施設や環境の中で、忘れられない、参考になった施設などありましたら、お聞かせください。

A

ロンドン市内にハックニー・マーシュという広大な芝生広場があり、視察当時は88面(ギネス記録)のサッカーピッチがありました。見渡すかぎり、どこまでも緑の天然芝が広がっており、日曜の朝、どこからともなく大人も子どもも集まってきて、青空の下でサッカーの試合を楽しんでいる風景にカルチャーショックを受けました。シャワー完備の更衣室に加え、眺めの良いルーフテラスやバーもあり、プレミアリーグという世界最高のエンターテインメントの底辺に広がる豊かなスポーツ文化を感じました。

Q3

日本においてもスポーツやサッカーを核としたまちづくりに取り組む地方・地域が年々増えていますが、一方でご苦労されている施設、関係者の方も多いと思います。地域にしっかりと根を下ろした施設づくりや運営手法を確立するために、どういった取り組みが必要だとお考えでしょうか。お聞かせください。

A

スポーツ施設の社会的価値を地域全体で考えること、地域色、ご当地グルメなどで「わが街の誇り」となること、そして地方文化を支えることこそ地域貢献。こうした価値観をしっかり打ち出すことが官民連携のベースになると思います。
Jリーグでは、ホームタウン、ホームクラブ、ホームゲームなど、「ホーム」という言葉をつけて地域との深い結び付きを表しています。施設運営も、地域の人々が参加して、地元のお祭りのように力を合わせることが大切だと思っています。

Q4

クラブハウス+屋根付き観戦スタンドをパッケージとした『みんスタTM』の可能性について、どのようにお感じでしょうか。お聞かせください。

A

プールで泳いだ子どもたちは、必ずシャワーを浴びて帰宅しますが、サッカー小僧たちは泥だらけのまま家に帰って怒られる、これは昔から変わらない光景です。スポーツをした後にシャワーを浴びてこそ「健康づくり」といえます。雨が降れば、ピッチレベルで傘をさし、立ったまま応援する保護者。日本のグラスルーツのサッカー環境は、まだまだと感じています。
『みんスタTM』は、こうしたグラスルーツの課題を見事に解決したプロトタイプだと思います。ひとつ足りないのは「夜間照明」です。放課後、終業後のスポーツ活動のためには、夜間照明が不可欠です。これが加われば、プロトタイプとして申し分ありません。
このプロトタイプの「思想」を崩すことなく、すなわち、「ピッチ」とともに「両チーム、審判用を考えた更衣室とシャワー設備」、「屋根付きの観客席」、そして「夜間照明」という4要素のどれも欠くことなく、地域や予算規模に応じた「ダウンサイジングモデル」ができれば、日本のスポーツ環境を変える大きな力になると思います。どの街にもこのような『みんスタTM』があれば、スポーツを楽しむ老若男女の笑顔がこの国を包むことでしょう。

お問い合わせ
[協力グループ会社]大成ロテック株式会社 営業本部建設営業部 
中沢 TEL:03-5925-9436 (平日:9:00~12:00、13:00~17:00)