DATA

所在地
東京都新宿区
竣工年
2019年
設計者
大成建設・梓設計・隈研吾都市設計事務所共同企業体
施工者
大成建設

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のメイン会場となる国立競技場は、明治神宮外苑の豊かな緑に溶け込むようにして高さをできるだけ抑え、外周には日射を遮り、心地よい風を観客席に送り込む軒庇を重ねた姿をしています。軒庇に使用された木材は日本全国から調達されたもので、それぞれの産地の方位に応じて配置されています。モザイク状に配色された観客席は、自然のコントラストをつくる「森の木漏れ日」をイメージして5つの色が用いられ、大地から空へと変化するように配色されています。
最上階には一周約850mの「空の杜」と名づけた散歩道を設け、四季を感じながらも都市景観を楽しむ市民のための展望スペースとなっています。デザイン検討の中に、工期短縮・コスト縮減等に繋がる施工ノウハウを取り入れる「フロントローディング」で設計を進めることで、コンセプトである「杜のスタジアム」を短い工期で実現させることができました。

観客席

外観

外観(軒下)

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