イベント告知
大阪・関西万博に協賛! 海洋プラスチックを利用した物販棟を提供しました
2025年3月17日
物販棟をEXPOアリーナに建設
外装材に海洋プラスチックを使用
当社は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にて、イベント関連グッズ等を販売する「物販棟」を提供しました。
人工芝が広がるEXPOアリーナ(屋外イベント広場)に建設された物販棟。
海洋プラスチックが外装材にリサイクルされ、美しい表情をもつ建築物へ姿を変えることで、新たな価値を生み出し、万博来場者にサーキュラーエコノミーの概念を広めていきます。
プラスチックを「拾う」ことから始める資源循環
提供する物販棟は、「いのち輝く未来社会のデザイン」という大阪・関西万博のテーマに沿って、脱炭素・資源循環・自然環境に配慮した「EXPO2025グリーンビジョン」を達成するために、海洋プラスチックを外装材に使用した建築物となります。
長崎県対馬市の海岸から当社社員が拾い集めた海洋プラスチックは材料特性や仕様を確認した上でプラスチック板に形成されており、物販棟の日よけにもなります。
また、物販棟の床には、鵜殿の葦原で刈り取った葦(よし)をアップサイクルした「葦チップ舗装」を使用しました。水質・空気の浄化作用を維持するために定期的に刈られる葦を、建築に適用することでサーキュラーエコノミーの一端を担っています。
海洋プラスチックによる汚染は、地球上の生態系に甚大な影響を及ぼしており、世界共通課題として認識されています。日本では、『G20大阪サミット2019』にて長崎県対馬市の海岸に漂着する大量の海洋プラスチックによる汚染問題について、全世界に発信されたことで国際的にその実情が認知されることになりました。
当社では、社員の資源循環や環境問題への意識向上を図るため、社員自らが「拾う」ことから始めることとし、2023年 12月に対馬市の海岸において海洋プラスチックの回収作業を実施しました。
社員による海洋プラスチックの回収状況