お知らせ
「第13回遠心模型実験技術シンポジウム」を開催
2025年12月23日
~国内の遠心力載荷装置利用者による技術交流の場を提供~
当社は、2025年12月18日、技術センター(横浜市戸塚区)において、遠心模型実験技術研究会※1(会長:早稲田大学社会環境工学科 岡村未対教授)が主催する「第13回遠心模型実験技術シンポジウム」を開催しました。当日は国内の大学、公的研究機関、民間企業などから、遠心力載荷装置※2を利用する約100名が参加しました。
本シンポジウムは、遠心力載荷装置の利用者が実験装置・手法・解析ノウハウなどの情報交換を行い、遠心力実験技術の向上を図ることを目的として、毎年開催されています。

今年度は、参加者による遠心模型実験に関する14件の研究発表に加え、2024年4月に運用を開始した当社の新しい遠心力載荷装置の見学会を実施しました。

岡村会長のコメント
本シンポジウムでは、論文には記載されない実験手法の詳細にまで議論が及ぶなど、他にはない貴重な機会が提供されています。今回も活発な意見交換が行われており、継続開催により地盤工学分野の実験技術向上に貢献できればと考えています。
今後も当社は、地盤・基礎分野の技術向上に向けた取り組みを積極的に推進してまいります。
注釈
※1 遠心模型実験
堤防や構造物基礎などの地盤における力学挙動を再現するための模型実験手法。例として、実物の1/50の縮尺模型に50G(重力の50倍)を作用させることで、実物と同等の地中応力場を模型内に再現できる。
※2 遠心力載荷装置
実物の1/Nに縮小した模型に対し重力のN倍の遠心加速度を作用させる装置。地震、降雨など多様な外力を作用させる実験が可能。
