再生可能エネルギー発電事業を取り組んで参ります。

地球環境や地域社会に貢献できる再生可能エネルギー事業を中心に。
再生可能エネルギー
洋上風力発電事業への取り組み
事業に伴う技術開発の推進
- 風車の後流・乱流のシミュレーション技術
- 風力発電所の開発を行う上で、正確な発電量の予測は重要です。風車の配列によっては、風上側風車からの後流は減衰し風下側風車発電量を低下させます。また、アンバランスな風荷重の要因となり、風車の故障原因となります。このシミュレーション技術の開発を進めております。
- 浮体式洋上風力発電コンクリートバージの開発
- 大成建設とイデオル(フランス)は、イデオルが保有する特許技術であるダンピングプール®を用いて日本市場におけるコンクリート製浮体式洋上風力発電設備向け浮体基礎の開発と市場開拓に関して、令和元年10月10日付で覚書を締結しました。

水力発電事業
水力発電は、電力を安定的に供給できるベースロード電源として重要な役割を担っています。砂防堰堤を利用した小水力発電や、河川や用水路等の水を直接引き込んで発電する流れ込み式水力発電事業に取り組みます。

地熱発電事業
日本は、世界第3位の火山大国であり、地熱発電に大きな可能性を秘めております。日本に残された資源を活用した純国産エネルギーとして以下の地熱発電事業の開発、運営に取り組みます。
- 景観に配慮し、地域住民と共生した発電事業
- 電力と温水供給も含めた地産地消のエネルギー事業
- 地熱条件に対応したフラッシュ発電やバイナリー発電、次世代発電技術として注目される超臨界地熱発電にも取り組みます。

バイオマス発電事業
バイオマス発電の燃料は、木質、下水汚泥、家畜糞尿、食物残渣等であり、環境に優しいカーボンフリーな資源です。燃焼方式や種々の燃料を組み合わせた以下のバイオマス発電事業に取り組んでいます。
- 国内の未利用材の利用や地元林業の雇用促進を図った地域に密着した発電事業
- 海外からの輸入によるパーム椰子殻(PKS)や木質ペレットを利用した臨海部での発電事業
- 新たな分野として、休耕地を活用し栽培した燃料作物や合法材の建設資材(型枠)を利用した発電事業

エネルギーサービス
エネルギー供給事業(ESP事業)
複合用途の開発事業や生産施設にエネルギーセンターを設置して、電気と熱を供給する事業に参画いたします。熱源等のエネルギー供給設備機器を集約することで、全体のエネルギー供給の最適化を図り、併せてBCP※1やDCP※2も含め建物オーナーのメリットを実現します。
- ※1BCP:Business Continuity Plan(事業継続計画)
- ※2DCP:District Continuity Plan(地域活動継続計画)

エネルギーマネジメント事業(EM事業)
建物の熱源設備の運用方針や建物のエネルギー利用等を分析・評価し、エネルギー利用が常に合理的に行われるようアドバイスいたします。
エネルギーサポート事業
建物運用時、ZEBを初めとする建物の省エネ性能を確実に発揮させるため、大成建設が建物のエネルギー運用をサポートします。省エネの達成度合いをエネルギーレポートにて報告させて頂きます。

次世代エネルギー
水素の活用
水素は長期的な貯蔵が可能な純国産エネルギーの一つと言われております。燃料電池での発電や、熱エネルギーとしても利用可能で、次世代のエネルギーとして注目されております。
- 水素の安全な輸送方法として吸蔵合金(MH)に低圧で水素を吸収させる技術があります。この技術を利用した水素サプライチェーンを実証する事業に参加しています。
- 低圧水素配送システム実証事業への参画
- 大成建設は、北海道室蘭市における「環境省 地域連携・低炭素水素技術実証事業(平成30年度)」に代表企業として参画しています。
