床の補修のためにラインを止めたくない。

お困りごと
食品工場の生産ラインのベースとなる工場の床は、さまざまなダメージを受けるハードな環境下におかれています。
熱湯や薬品、台車の走行などによる剥離や摩耗、塗り床の剥離、ひび割れ、そしてそのひび割れに生じる雑菌の繁殖など、衛生上のトラブルもとても多いのです。
床にトラブルが発生すると、補修に日数がとられる為、生産ラインがストップする可能性があります。
厳しい製品納期にもかかわらず、ラインを止めなければメンテナンスできないといった事態も考えられ、その場合の経済的損失は計り知れません。補修のたびにラインを止めてメンテナンスするしかないのでしょうか。
成功事例
製餡という業種は、熱湯・砂糖などを使用することから、特に工場の床に厳しい環境であり、旧工場では床のメンテナンス・作業性・衛生面などの問題に悩んでおられました。
この問題を解決するために国際食品工業展(FOOMA)で見た大成建設の『全溶接ステンレスフロア』を新工場に導入。
その結果、
- メンテナンスフリー
- 滑りにくく作業が楽になったと従業員から評判
- 乾燥が早く掃除が楽でいつも清潔
と大変満足いただいております。


ソリューション
食品工場などの床を熟知した大成建設が独自の工法で開発した『全溶接ステンレスフロア』は衝撃や熱、薬品に対して優れた耐久性や耐蝕性を発揮するフロアです。
2.3~3mm厚のステンレス板を溶接し、溶接部分を平らに仕上げるので、掃除がしやすく清潔です。
その主な特徴は
- 靴床の接地面積がチェッカープレートの2倍以上あるポルカプレートにより、長時間の立ち作業でも作業員の足への負担が大幅に軽減!
- 表面に水玉模様の滑り止めを施してあるため安定して滑りにくく作業効率アップ!
- コンクリート床と強固に一体化された工法で、細菌が繁殖する隙間がなく、衛生的。
- ひび割れや剥離がないので細菌が留らず、清掃性に優れ、つねに清潔に保てます。
- 熱湯や薬品などに強く、修復や保守整備の日数がとられません。


全溶接仕上げのため、アスファルト防水などの防水工事が不要になり、軽量設計が可能です。新築工事だけでなく、既存の工場のリニューアルにも対応出来ます。
また必ずしも床全面をステンレスフロアにする必要はなく、清潔性が求められるところ、作業環境が厳しいところ(摩耗性・衝撃性)など既存の床では耐えられない部分への対応も可能です。
一般の塗り床に比べイニシャルコストはかかります。しかしメンテナンスフリーなのでランニングコストがかからず、長い年月から考えると割安です。
お客様の声
大成建設担当者より
大成建設 建築本部技術部 佐々木 次長
食品工場の床は大変厳しい環境下にあり、床でお困りの食品製造事業者の方々は、大変多いのが実態です。
建物の建設はもちろんのこと、製造施設エンジニアリングについても長年にわたるノウハウの蓄積がある大成建設が、こうした事業者の方々のお悩みを何とかして解決できないかとの思いで開発したのが、『全溶接ステンレスフロア』です。
工場内における厳しい環境下でお使いいただければ、その真価が発揮されると思います。
株式会社岩村製餡工場 代表取締役 岩村 嘉也 様
以前から工場の床について悩んでおりましたが、国際食品工業展(FOOMA)で、大成建設の『全溶接ステンレスフロア』を拝見し、その性能・品質の高さに大変関心を持ちました。
この新工場では、衛生管理・作業効率工場などを徹底的に追求しましたが、『全溶接ステンレスフロア』は、こうした製造施設の環境づくりに大きく貢献しています。
より良い製品づくりを目指して奮闘している従業員にとっても、作業環境が改善し、その志気も高まっております。こうしたすばらしい製造環境の下で今後ともさらなる安全・安心な製品づくりに邁進していく所存です。