株式会社マスダック 食品新工場

菓子業界最高水準となる、
安全・安心を実現した新工場を建設したい。

株式会社マスダック 食品新工場

お困りごと

食品に関する中毒事故が世の中を騒然とさせた上、SARSなどの不安材料も増えている昨今、「食の安全・安心」を満たす工場を再構築したい。

成功事例

発注にあたりAIB監査で900点以上取得すること、工場の全体計画・新工場の基本プランから設計・施工まですべてを総合的にコーディネートすること等の条件がありました。

大成建設は「食の安全」をテーマに、他社に先駆けAIB食品安全監査システムに着目、過去の実績などで得たAIB監査のノウハウを随所に取り入れたエンジ提案、設計段階での綿密な官庁協議、作業所の厳しい工程管理などで課題をクリア、お客様に満足いただける工場を実現しました。

工場外観
工場外観
見学者通路
見学者通路

ソリューション

総合建設会社として初めてAIB監査の日本での実施機関であるJIBの法人会員になり、なおかつ35年に以上に及ぶ食品施設づくりに関する実績・ノウハウから数々の提案をし、お客様の信頼を得ています。

  • より高度なHACCPシステムやAIB監査対応を実現するため、新工場に隣接する既存の福利厚生棟を食品事業部を中心とした厚生棟にリニューアルして新工場に接続、敷地内の食品工場と機械工場の動線をサニタリーから食堂にいたるまで完全分離。
  • HACCPの基準に従った交差汚染の可能性が少ない動線計画、工場の陽圧化・バリア形成による防虫管理、清浄度による明確なゾーニングとそれを達成する気流管理。
  • 壁、床の接合部をR形状の面取りで清掃性を向上、建具枠や機器上部に勾配を設けた埃がたまりにくい構造、照明・空調開口・配管類の厳密な位置調整による異物混入対策。

など、細部にわたって徹底したクリーン化施工を実施しました。

大成建設担当者より

大成建設 エンジニアリング本部生産施設グループ 長嶋 達也

大成建設 エンジニアリング本部生産施設グループ 長嶋 達也

内容は駅前などの再開発に劣らないほどの工場全体の再構築に取り組みました。AIB監査、SARS対策といった食の安全における最新の流れへの対応、住宅に囲まれた工場としての周辺への環境配慮、諸官庁との協議、工場稼動中の工事、総予算をにらんだ既存施設のリニューアル計画と課題は山積みでした。それらをクリアしたのがこのプロジェクトです。

しかし、食品エンジニアリングの回答は一つではありません。時間が経ち条件が違えば答えも変わります。時代のニーズに応えるように努力し続けていくのが私たち大成建設です。

工事概要

発注者 株式会社マスダック
所在地 埼玉県所沢市
竣工 2004年7月
延面積 4,242m2
URL
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