生晃栄養薬品株式会社 若狭工場新工場棟

トータルエンジニアリングにより「見せる工場」の実現

生晃栄養薬品株式会社 若狭工場新工場棟

お困りごと

改正薬事法の施行に伴い、医薬品製造の全面委託が認められることになる。ますます高度化・多様化するお取引先ニーズに対して、よりフレキシブルに対応するためにも早急に新工場棟を建設し生産を開始したい。スタッフの人数も限られているので、高い技術力とノウハウを持った信頼できるパートナーの協力を得ながら進めたい。

成功事例

大成建設の実績をご確認いただき、生産設備・施設建設の企画・設計・施工を一貫して担当する『トータルエンジニアリング』でご依頼いただきました。新工場棟建設というタイミングで土地をご用意されたという経緯もあり、敷地の活用というマスタープランをご用意し将来構想も視野に入れ計画をスタートしました。

さまざまな事例を参考にしながら、より良い工場づくりを目指し、様々なご提案をさせていただきました。『トータルエンジニアリング』という強みを活かし、ローコストで、かつお客様の求められていた竣工期限までに、「見せる工場」の実現ができました。

新棟外観
新棟外観

ソリューション

  • 既存若狭工場のデザインを踏襲し、統一感のとれた建屋の設計を実施
  • 将来の敷地全体のマスタープランを作成し、今回の工場の機能を設定
  • 将来的にラインを止めずに、ラインの増設が可能なレイアウトを採用
  • 使いやすさと機能性を重視したレイアウト計画
  • 省エネルギー効果を発揮できる洗浄可能な空調機※「TAS Clean」エアハンを導入
既存棟外観
既存棟外観
新棟外観
新棟外観
工場内観
工場内観
工場内観
工場内観

※「TAS Clean」エアハンとは

これまでの空調機は天井内や機械室に設置され内部の清浄管理がしにくいという課題がありました。それを解決するためにクリーンルーム室内に設置することで点検を容易にし、かつ水洗浄も可能にしました。「TAS Clean」エアハンを各製造室に設置し、それぞれの室で空調空気を循環することで、製品混入を防止しながら取入れ外気の削減による省エネルギーが図れます。

大成建設 エンジニアリング本部 森内 裕之

大成建設 エンジニアリング本部 森内 裕之

生晃栄養薬品様には、1997年若狭工場の第一期工事よりお付き合いさせて頂き、厚い信頼も頂いております。
この度の新工場棟計画も、計画の立ち上げから参画させて頂き、新工場に対してのお客様のニーズも充分に把握しての計画・設計が出来ました。
『トータルエンジニアリング』として、新工場に求められる機能、生産システム、将来対応等のニーズを的確に捉え、建築設計とエンジニアリング、施工部門が一体となって、今回のプロジェクトに取組みました。ご満足頂ける工場を提供することが出来たと思います。

大成建設 関西支店 設計部 児玉賢吾

大成建設 関西支店 設計部 児玉賢吾

この新工場計画は、第一期工事(1998年竣工)から、第4期工事(2005年竣工)にわたる一連の施設づくりが、お客様の評価を受け、引き続き、設計を担当させて頂いたプロジェクトです。
本棟は、既存棟からの基本コンセプト(「見せる工場」・「フレキシブルに使える建物」・「従業員へのアメニティー」)をさらに具現化するため、クリーンルーム内が見られるモニターやガラス窓がある60mの回廊を外壁沿いに設け、開放的、かつ当施設の先進性が実感できる空間づくりをしています。
今後も、「清新な環境のなかで育まれる、信頼性の高い医薬品」のイメージを体現する工場づくりのお手伝いができればと考えております。

工事概要

発注者 生晃栄養薬品株式会社
所在地 福井県三方上中郡若狭テクノバレー1-4-7
竣工 2006年3月
建築面積 2,934m2
延べ床面積 5,832m2
URL
  • 本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

関連情報

本ウェブサイトでは、お客様の利便性の向上及びサービスの品質維持・向上を目的として、クッキーを使用しています。
本ウェブサイトの閲覧を続行した場合は、クッキーの使用に同意したものとします。詳細につきましては、本ウェブサイトのクッキーポリシーをご確認ください。