エネルギーインフラ

水素システム

水素システム

大成建設は水素社会における地域の脱炭素化実現を目指して、下記の取組を進めています。

環境省が推進する「地域連携・低炭素水素技術実証事業」において「建物及び街区における水素利用普及を目指した低圧水素配送システム実証事業」を2018年度に
応募し採択され、2021年度までの4年間で事業を行いました。

この事業は室蘭市が所有する風力発電設備からの電気を利用し、水素の製造から貯蔵、輸送、利用までのサプライチェーンの全てのフェーズにおいて低圧で水素を扱うことにより、安心安全な水素社会の実現を目指しています。水素吸蔵合金を貯蔵や輸送に利用することで高圧ガス保安法や建築基準法などの規制の影響が少なく扱い易いシステムになっています。水素吸蔵合金は冷却すると水素を吸収し、加温すると水素を放出する特殊な金属です。合金に吸収された水素は金属と化学結合するので建築基準法での可燃性ガスに該当しません。(地方自治体の建築指導課の判断による。)したがって、用途地域ごとの可燃性ガスの貯留制限の制約を受けません。また、水素製造を低圧で行うため無人で水素製造を行うことができます。これは将来の再生可能エネルギーによる分散型水素製造施設の基盤となる技術です。

関連情報(プレスリリース)

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