処理能力の高い工場を早く立ち上げたい。

産業界のゼロミッション推進に一層貢献するために。
お困りごと
日ごとに高まる客先企業のニーズに、より早く対応するのために関東地区全域をカバーする高度な廃水処理・廃油処理再生能力を持った工場を一刻も早く立ち上げたい。
しかし施設立ち上げの専門要員が豊富に存在するわけではないので、施設に求められる性能やニーズをしっかりと汲み取れる信頼感ある建設・エンジニアリング会社をパートナーにしたい。
成功事例
名古屋市に本社のある(株)ダイセキ様は、1958年に前身の(株)大同石油化学工業として設立以来、50年にわたって、環境問題を解決するという立場で、産業の発展を支えてきました。
現在では、その技術力・処理能力が高く評価され、環境創造企業として産業廃棄物処理・資源リサイクルを主事業として全国に6事業所10工場を展開しています。
大成建設とは長年にわたる信頼関係を持ち、その実績の中での経験を高く評価していただき、今回の受注に至りました。
今回のプロジェクトでは、将来の拡張性や見学者ルートの設定など多岐にわたる検討事項があり、密な連携・打ち合わせを重ねることで、動線計画を決定しました。

ソリューション
- 水処理施設と油処理施設で動線を明確にゾーニング
- 搬入・搬出時の大型車両の効率的な移動、動線混乱による事故防止を図るため、処理品目による動線区分を明確化した。

- 見学者通路の設定
- 取引先への安心感・信頼感を高めるために見学通路を設定して、処理施設内を見学してもらうことができる。また近隣住民の要望があれば、いかに高度な技術によって万全の環境対策で処理が行われているかを理解してもらうことができる。

- 臭気対策シミュレーションの実施
- 周辺への臭気拡散対策を万全にするため、企画段階でシミュレーションを実施し、臭気公害のない施設づくりを目指した。
- 敷地境界部分を緑化
- 周辺環境に配慮するとともに、環境創造企業としてのブランド力を訴求する。
- ネットフェンスを使用
- 敷地外からも施設内が見通すことができ、近隣住民に開かれた施設として安心感を与える。
- トータル・エンジニアリングの活用による短期間立ち上げ
- 施設構築物・建物の建設のみならず、処理設備・機器類も含めた企画・調達から設計、そして建設に至るまでを一貫して行う大成建設のトータル・エンジニアリング力を活用いただき、そのメリットを活かして短期間による施設立ち上げを実現した。

お客様の声
大成建設担当者より

大成建設 名古屋支店 設計部 泰 誠
十数年前にダイセキ様の本社ビルの設計を担当してからのお付合いです。その後、テクニカルセンターや工場など数物件を担当し、今回の第三工場もお手伝いさせていただきました。
今回は名古屋と栃木という距離がある中でのプロジェクトとなりましたが、距離を感じることなくお客様のご要望に的確に応えていけるように心がけました。
ダイセキ様は、環境創造企業のトップランナーとしてますますその存在価値が高まり、社会的使命も重要度を増してくると思います。
今後ともそのようなお客様に頼られる「良き相談相手」でいたいと思っています。
工事概要
発注者 | 株式会社ダイセキ |
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所在地 | 栃木県佐野市西浦町570番1 |
竣工 | 2006年9月 |
延面積 | 5,718m2 |
URL |
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株式会社ダイセキ 関東事業所 工場長 吉澤 範博 様
ダイセキ関東事業所第三工場は、大成建設様の施工により2006年9月に竣工し、10月より稼動しています。最新鋭の環境対策と安全性を考慮したリサイクル処理プラント工場です。
関東圏における産業廃棄物のリサイクルは近年ニーズが拡大しており、当社としても早期にフル稼働できるよう頑張って行きたいと考えております。