ウエルネスサイン=ウェルス[ WELLS ]
ウエルネスサイン=「WELLSウェルス」とは?

WELLSウェルス ネーミングに込められた意味
「WELLSウェルス」の名称は、Wellness Signをコンパクトに呼びやすく、簡略化して表したものです。この呼称である 「ウェルス」は、 「WELLSウェルス」を実践することにより、 結果的に得られる様々なベネフィット、組織的、個人的な富=wealthウェルスの意味も包含し、個々人が健康でいきいきと過ごせる手助けをしたいという願いも込められています。
健康への意識を促すために、大成建設が考案したコミュニケーションサイン
より快適に、より効率よく、より健康に働くために、一人一人の「ウエルネス」に対する意識を高め、それをサポートしていくことは、これからの組織運営において求められる課題です。大成建設は、「スマートウエルネスオフィス」の実証や「ウエルネスファクトリー」の建設、「ウエルネスサポートシステム」の開発など、様々な形でウエルネス化に対するアプローチを行ってまいりました。
その中で、比較的低コストで、様々な環境に対応しやすいサインの特性を生かし、新築•増改築問わず、単独での導入も可能であり、かつあらゆる空間に適用できるよう開発したサインシステム「WELLS ウェルス」は、利用する全ての人に対し、健康への意識を促し、そっと後押しする=「ナッヂ(nagde)」するためのツールとして考案された、コミュニケーションサインです。
働く環境のウエルネス化に向け、「WELLS ウェルス」を活用することで、従業員一人一人の意識を高めるだけでなく、働く環境の充実・組織運営の円滑化、組織内コミュニケーションの活性化を図ることが、「WELLS ウェルス」の担う役割と言えます。
WELLSウェルス[抜粋]


「WELLSウェルス」基本コンセプト
nadge(ナッヂ)する
「ナッヂ(nadge)」とは、行動経済学において、特定の判断や行動を「そっと後押しする」方法として、「人の行動を予測可能な形で変える選択アーキテクチャー」だと言われており、様々な分野で広く用いられています。WELLSウェルスは、健康へと繋がる意識、職場環境の快適化を「ナッヂ(nadge)」していきます。

「WELLSウェルス」導入によるメリット



「WELLS ウェルス」のポイント
「WELLS ウェルス」は、近畿大学の谷本道哉氏監修のもと、仕事をする環境において、特に行っていきたい運動を、日常の動作・姿勢を意識することでできる運動と、十aの運動の二方向から選定しています。下記に示す3つの柱をベスに考案された「WELLS ウェルス」は、オフィスで過ごす仕事中の活動量を増やし、メタボ疾患のリスク減少、肥満の抑制を目指します。筋トレだけでなく、ストレッチの動きも導入されています。
「WELLS ウェルス」3つの柱



運動着に着替えて時間を作って行うスポーツだけが運動ではありません。日常の生活動作でも、オフィス内で過ごす時間にも体は常に動いています。日常生活や仕事中の活動も運動のうちだと考えましょう。
運動以外の身体活動をNEAT(non-exercise activity thermogenesis :非運動性身体活動)と言いますが、じつは、NEATは1日の消費エネルギーに大きく影響します。NEATの増大は肥満の改善、心疾患などのメタボ系疾患の罹患リスクの低下につながることが分かっています。
座ってばかりいないで、テキパキとよく動くことで、健康になり、痩せられるというわけです。起きている間の身体活動は全部運動なのだと捉え直しましょう。その意識の変化が、あなたの体を変えていきます。
ここでは体のこわばりをほぐしで快適にするストレッチ、筋肉貯金のためのちょっとした筋トレ種目も入れています。
谷本道哉(たにもとみちや)氏プロフィール
近畿大学生物理工学部准教授。大阪大学工学部卒。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。国立健康・栄養研究所等を経て現所属。専門は筋生理学、身体運動科学。著書に「スポーツ科学の教科書」(岩波書店)、「使える筋肉使えない筋肉」(ナツメ社)など多数。NHK「みんなで筋肉体操」「あさイチ」、テレビ朝日「モーニングショー」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などでも運動の効果を分かりやすく解説している。