物流施設

BCP対策

BCP対策

BCP対策

東日本大震災以降、サプライチェーン全体でのBCP対策がいっそう求められる中、サプライチェーンを構成する物流施設に関しても、その対応が求められています。特に、自動倉庫は巨大地震時に継続して運用することが困難なため、費用対効果を考慮しながら、適切なBCP対策の導入について検討することが大切です。

地震に強い生産・物流体制の構築

大成建設では、次の4つのポイントを中心に物流の事業継続計画(BCP:Business Continuity Planning)を策定し、必要に応じて対策をご提案します。

  1. 1

    生産工場の地震対策
    生産工場を建物ごと免震、あるいは設備を含めた地震対策を講じて、生産を停止させない、復旧を迅速に行える環境にする。

  2. 2

    物流センターの地震対策
    物流センターを建物ごと免震、あるいは設備を含めた地震対策を講じて、製品の落下・損傷のリスクを軽減する。

  3. 3

    在庫配置の見直し
    製品の在庫を複数拠点に分散し、緊急時の代替出荷を可能とする。

  4. 4

    代替輸送ネットワークの確保
    複数の輸送ネットワークを確保し、輸送経路の変更や緊急便手配に対応する。

地震に強い生産・物流体制の構築

地震による企業活動への影響

BCP対策技術事業への影響を最小限に抑える

事業への影響を最小限に抑える、保管
機能のBCP対策技術

大規模地震が発生した場合、建物だけでなく、生産施設や物流施設が長期間の操業停止を余儀なくされる
可能性があります。今後、危惧される『大地震への備え』として、事業への影響を最小限に抑える、保管
機能のBCP対策技術をご紹介します。

生産機能
  • 生産機器が破損した。
  • 生産機器の転倒、破損による生産が停止した。
保管機能
  • 荷の落下による保管物の被害があった。
  • 荷の落下による自動倉庫の稼働停止により、
    出荷ができなくなり、欠品が生じた。

自動倉庫計画免震装置

【 TASSラック®ー免震 】

建物床上に免震装置を設置し、免震架台を支持
します。自動倉庫のラック部、スタッカークレーン
走行部のみを免震化することによって、効率的
にピンポイントな地震対策が可能です。高さの
ある立体自動倉庫のラックでも地震時の応答加
速度を全段平均で1/3以下にすることができます。
また、揺れ代である免震クリアランスを250mm
程度に抑えていますので、倉庫建屋を大きくと
る必要もありません。

自動倉庫計画免震装置【 TASSラック®ー免震 】

自動ラック倉庫制震装置

【 TASSラック®ー制震 】

自動倉庫のラック最上段に制震装置を載せるだけで、地震によるラックの揺れを大幅に低減し、積荷
の落下を抑制する制震システム。
制震装置はマスダンパー方式の自動倉庫専用の制震装置で、錘(おもり)がラックの揺れと反対の向きに動くことで、ラックの揺れを抑え、スタッカー
クレーン通路側への積荷の落下を抑制できます。


自動ラック倉庫制震装置【 TASSラック®ー制震 】

可動型保管棚用簡易免震システム  

【 TASSラック®ースライダー 】

物流倉庫等で物品保管用として広く使われている
可動型保管棚を対象とした、低コストで簡易に免震化が図れる簡易免震システム。
棚の柱脚部に鋳鉄支承を取り付け、滑り機構を利用して保管棚を床上で滑らすことにより、地震時の
揺れを低減し、積荷の落下被害、保管棚の転倒と
損傷を低減します。


可動型保管棚用簡易免震システム 【 TASSラック®ースライダー 】

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