医療法人社団北斗 北斗病院
予防医学に力点を置いて差別化を図りたい。

お困りごと
治療だけでなく、削減されつつある保険収入、収益力アップにもつながり、患者さんにも喜んでもらえるような施設をつくれないだろうか?
成功事例
北海道帯広市にある北斗病院は、病床数274床の市内最大の総合病院。2003年7月に北海道の道東地区の民間病院ではじめてPET検診センターをオープンしました。アメニティあふれる施設は、訪れる検診者をリラックスさせ、安心感を与える空間です。
現在、北斗病院で行っているPET※を利用したガン診断には、病院の診療圏外から訪れる利用者も増えており、治療だけでなく削減されつつある保険収入以外の収益力アップに貢献しています。


- ※PET診断
PETとはPositron Emission Tomographyの略で、日本語では陽電子放出型断層撮影と言います。陽電子(ポジトロン)を放出する薬剤(FDG)を体内に注入し、薬がガン細胞に集まる様子を、断層画像として捉え画像化する検査法です。
ソリューション
事業の幅を広げるものとしてPETが挙げられます。PET診断は、ガンの早期発見や治療後の経過を知る上で画期的な診断システムです。
PETセンターは放射線操作を伴うため、原子力施設建設に関わった専門チームがサポート。コンクリートの品質や施工精度管理、放射線管理区域の空気を陰圧に保つための施設全体のエアバランス調整など、高度な技術力が発揮されています。

大成建設担当者より
工事概要
発注者 | 三菱商事株式会社 |
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所在地 | 北海道帯広市 |
竣工 | 2003年6月 |
病床数 | 274床 |
設計 | 株式会社環境企画工房 |
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大成建設 建築営業本部(第三)医療福祉担当 営業担当部長 藤川 晃良
日本人の死因No.1であるがん。しかし早期発見により治癒する可能性がかなり高くなることから、予防・診断が重要なポイントとなります。「PET(Positoron Emission Tomography)」は、がん早期発見にとって非常に有効であり、健康で安心な生活を支える最先端医療として普及が期待されています。
わたしたち大成建設では、医療専門スタッフが、数多くの原子力施設に取り組んできた技術をベースに、事業化の計画・立案から、施設の計画・施工、そしてアフターサービスまでフルスペックで対応いたします。
こうした施設づくりという仕事を通じて日本の医療の発展、人々の健康増進に貢献できることがわたしたちの誇りであり、重大な使命だと痛感しております。