精神科病院の施設計画は企画・計画が重要

なぜ精神科病院において企画・計画が重要なのか
精神科病院は2016年の“改革ビジョン(※)”において精神病床削減目標が示されて以降、病床の減少が進んでいるにもかかわらず、病床稼働率も年々低下しています。このことは、入院患者の減少がかなりのスピードで進んでいることを示しています。
この様に経営環境が大きく変化している状況では、行政動向を踏まえることは勿論、病院及び地域の実情を捉えて将来を予測した企画・計画が重要と言えます。
- ※精神保健医療福祉の改革ビジョン

精神医療施策の動向
精神科病院の施設計画を考える上で、“人口減少、精神病床の平均在院期間の短期化、入院患者の高齢化、認知症患者の介護保険との棲み分け、疾患構造の変化”を捉えることが重要です。特に入院患者の高齢化に伴う死亡退院は、病院の病床数・稼働率に大きく影響するところであり、施設計画において今後注目すべき指標と考えます。


精神科病院の事業計画
大成では病院の施設計画を4つのステップで行っています。
- STEP1 病院の現状把握
- STEP2 病棟構成の立案
- STEP3 単年度収支による事業性検証
- STEP4 投資に対する事業収支試算
特にSTEP2 病棟構成立案では、病院の必要病床数を算出後、地域ニーズに応える病棟構成を病院様と共に検討していきます。

精神科病院の事業性評価
病棟構成決定に当たっては、いくつかの具体的な病棟構成を比較検討し、その各々のケースについて、事業性を検証します。(STEP3)
法人特性・地域特性などを踏まえ、永続的な経営に繋がる最適な病棟構成をご提案します。
