医療を組み込んだ新しい街づくり“活彩都市”

“活彩都市”の7つの成長エンジン
私たち大成建設は、札幌市の郊外の新札幌駅直結の地区に新たな7つの成長エンジンで仕掛ける先導的で独自性の高いまちづくりを提案しました。医療系施設は2022年7月に開業予定です。
- 1特色ある商業
- 2滞在型宿泊施設
- 3先制医療・地域医療
- 4多世代対応住宅
- 5子育て
- 6産学連携
- 7教育

“活彩都市”まちづくりコンセプト
まちづくりのポイント
- 独自性の高いまちづくり
- 画一的ではなく、新さっぽろを特徴づけるような『食と健康』をテーマにしたテナントで構成する複合用途
- 発展するまちづくり
- 既存のまちづくりの骨格に肉付けするような配置計画
- 既存商業と共に創るまちづくり
- 商圏分析を行い、既存商業と共存可能な適正規模・業種業態での商業開発
- 全国的に先駆けとなる先導的なまちづくり
- 駅前に、まちなか集積医療の視点で生活の質を高める施設を本格的に整備
7つの成長エンジン


専門病院の集積と運営業務の共有化
活彩都市では、駅直結の商業施設、ホテル、住宅に連続して
- 1 脳神経外科の専門病院(新さっぽろ脳神経外科病院)
- 2整形外科の専門病院(新札幌整形外科病院)
- 3ケアミックスの一般病院(記念塔病院)
- 4地域のエネルギーセンターと医療サポート機能、各種クリニック
を持つ複合ビルを集め、ゾーン全体で一つの総合病院のような機能を果たせるように計画しました。
2階レベルに設けられた空中歩廊(アクティブリンク)で各医療機関は連続し、運営業務も共有化することでそれぞれの施設の面積の効率化を図ることができました。
運営業務を『各病院が主体で実施すべき業務』と『3病院共通化でメリットが発揮できる業務』に分け、3病院と運営委託企業が合意できた業務について共通運営化を図りました。
複数の病院を集め、運営業務を共用化することで、各病院の面積を削減し、ランニングコストも低減する効果も期待できます。


具体例1:医療用ガス供給共有化のメリット
医療ガス(液化酸素)設備は、タンク・気化器などの設備以外にもローリー車両の停車スペース、保安距離の確保等のスペースを必要とするため、共通化のメリットが大きい業務です。

具体例2:滅菌消毒共有化のメリット
滅菌消毒業務で使用される洗浄機、滅菌器等は高価な設備であり、稼働率を向上させることで1滅菌あたりの設備費、人件費の低減が期待できます。

具体例3:情報システム・ネットワーク共有化のメリット
情報システム等のインフラは街区全体で使える地域ネットとして整備することにより、病院・クリニック等の施設運営者だけではなく、利用する患者、地域住民へのサービス向上も期待できます。
