ステンレス製すだれと光が紡ぎ出す新たな京町家建築の挑戦的創造

祇園末吉町ビル

WORKS

南側立面
南側立面

京都・祇園に建つ商業ビルの増築計画です。東側の隣接敷地に増築し、1階のみ飲食店舗をつなげ、他階はテナントフロアとして整理しました。敷地の北側は風光明媚な白川に面する伝統的建造物保存地区、南側はすだれを用いた昔ながらの建物と華やかな飲食店が混在する二面性をもっています。
本計画では既存建物を伝統的な街並みに溶け込ませるため、増築部とファサードを一体化し、法的な諸制約もクリア。「伝統を現代につなげる手法」として、金属材をすだれに光の演出を添え、新たな町家の風景を創造しました。

配置・1階平面図
配置・1階平面図
白川を想起させる、水が流れ落ちる壁を配した1階内庭
白川を想起させる、水が流れ落ちる壁を配した1階内庭
街並みに溶け込む南側外観
街並みに溶け込む南側外観
ステンレス製すだれに、京町家の伝統的な店構えである「犬矢来(いぬやらい)」の形態を光の帯として表出
ステンレス製すだれに、京町家の伝統的な店構えである
「犬矢来(いぬやらい)」の形態を光の帯として表出

工事概要

発注者 株式会社エムアンドエム
所在地 京都府京都市東山区
竣工 2015年9月
延面積 1,182.22m2
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