「五線譜」を象嵌し、凛と佇む駅前のシンボル

読売日本交響楽団練習所

WORKS

練習ホール内観
練習ホール内観

半世紀を超える歴史をもつオーケストラの新しい練習施設です。
周辺地域との良好な関係と、多様な楽団編成に適応する室内音響が求められました。騒音を遮る無窓の外観は、ボリュームを分節してスケールを落とし、徐々に街へ溶け込ませました。ファサードに象嵌された五線譜が、凛として優しい風景を奏でます。
ホールは奏者に音を返しやすくするため、室内側に傾いた凸凹壁で構成。
さらに吸音領域と反射領域を手動で調整できるスライドパネルによって、ホール自身が調律可能な楽器のような空間としました。

照明に五線譜にモチーフのデザインを施したホワイエ
照明に五線譜にモチーフのデザインを施したホワイエ
ホール、スタジオ群、エントランスゲート、ベンチと、要素ごとに分節された形態がスケールを落としながら街へ溶け込む
ホール、スタジオ群、エントランスゲート、ベンチと、要素ごとに分節された形態がスケールを落としながら街へ溶け込む

大成建設のソリューション

反射/吸音領域を調整するスライドパネル
反射/吸音領域を調整するスライドパネル
可変吸音パネル/壁面の手が届く範囲はスライドパネルによる反射/吸音可変領域とし、残響時間や初期反射音の聞こえ方を調整できる
可変吸音パネル/壁面の手が届く範囲はスライドパネルによる反射/吸音可変領域とし、残響時間や初期反射音の聞こえ方を調整できる

工事概要

発注者 株式会社読売新聞東京本社
所在地 神奈川県川崎市麻生区
竣工 2018年2月
延面積 1,672.45m2
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