Nearly ZEBを実現した既存ストックの活用
大成建設技術センター材料と環境のラボ
WORKS
メッシュ状膜材をまとった研究施設
老朽化した実験棟を改修し、フレキシブルで健康的な研究開発環境を整えるとともに、エネルギー多消費型の施設ながら「Nearly ZEB*」を達成しました。
既存躯体を利用することで施工時のCO2排出量を抑制しつつ、増床およびメカニカルバルコニーの新設を行い、実験スペースを拡張。外装をメッシュ状の膜で覆うことで、外部からの視線制御と内部からの眺望確保、日射制御と適度な採光、防虫と自然換気など、実験環境の安定性と快適性を両立しています。
* Nearly ZEB = 基準一次エネルギー消費量から75%以上を削減した建物。再生可能エネルギーの収支を加味して50%以上削減した建物は「ZEB Ready」、100%以上のものは「ZEB」と認定される。

大成建設のソリューション
超省エネ研究施設を目指す
実験室内環境最適制御システム「T-Labo. NEXT」をはじめとする超省 エネ技術の導入に加え、太陽光パネル装置による創エネにより、年間の一次エネルギー消費量78%削減が可能に。民間研究施設のリニューアルでは国内初となる「Nearly ZEB」を達成しました。



工事概要
発注者 | 大成建設株式会社 |
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所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区 |
竣工 | 2018年9月 |
延面積 | 5,189.82m2 |
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