超高層ビル群の足元に佇む、美術品としての建築。
SOMPO美術館
WORKS
文化・芸術を発信するアートランドマーク
損害保険ジャパン本社ビルの42 階にあった美術館を移転し、敷地内の足元に新しく建築する計画です。立地する西新宿エリアでは、超高層ビルの足元における賑わい欠如が課題となっており、文化・芸術を発信する「アートランドマーク」となる美術館を目指しました。類型的な造形ではなく、本社ビルに寄り添う彫刻的な佇まいの建築とし、低層には緩やかな弧を描く開口を設け、都市の風景と内部をつなぎました。


大成建設のソリューション
彫刻的な建築表現の追求
コンクリートと鉄によるひと塊の建築は、2m×5m の鋼板を並べた型枠にコンクリートを打設して形成。鋼板には工場で20cm間隔の化粧ビード(溶接跡)を施し、現場で溶接した鋼板の継ぎ目のビードと等間隔で並ぶことで、彫刻的な外観を実現しています。コレクションであるゴッホの「ひまわり」が立体的な筆跡で描かれたように、ビードが施工者の筆跡として外観を埋め尽くしています。



工事概要
発注者 | 損害保険ジャパン株式会社 |
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所在地 | 東京都新宿区 |
竣工 | 2019年11月 |
延面積 | 3,955.65m2 |
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