列柱がつくる秩序がすべてのデザインを統合する。

北海道科学大学 D棟/E棟/F棟

WORKS

反復するユニットがそのまま表れ、秩序を感じさせる外観
反復するユニットがそのまま表れ、秩序を感じさせる外観
同一ユニットの反復により建設のプロセスも表現する外観
同一ユニットの反復により建設のプロセスも表現する外観
ユニットの連結が表現された廊下。各棟にテーマカラーを割り当て、案内システムと連動させている
ユニットの連結が表現された廊下。各棟にテーマカラーを割り当て、案内システムと連動させている

構造・設備インフラの「見える化」

正門から続く並木道の正面、約150mにわたる列柱が存在感を放つ工学部の新校舎です。拡張性と可変性を備えた幅3m のユニットを長手方向に連結。6年間、3 段階の拡張を経て完成しました。列柱は日射制御機能を兼ね備えるなど、スマートキャンパス計画に貢献すると共に、構造体・設備インフラの「見える化」も実現。工学系学生たちの活きた教材になります。反復するシステムが生む秩序がそのまま外観や内観となった、力強い建築が完成しました。

スマートキャンパス計画における取り組みと技術。環境配慮と緊急時のエネルギーセキュリティに対応する
スマートキャンパス計画における取り組みと技術。環境配慮と緊急時のエネルギーセキュリティに対応する
コミュニケーションスペース(F棟)。「見える化」された設備スペースと交互に配置
コミュニケーションスペース(F棟)。「見える化」された設備スペースと交互に配置
色彩計画と照明計画を統合したサインシステム(E棟)。直感的に居場所がわかる
色彩計画と照明計画を統合したサインシステム(E棟)。直感的に居場所がわかる
光と風を建物内に導くメカニカルヴォイド(D棟)。設備インフラを「見える化」し、学生たちの活きた教材となる
光と風を建物内に導くメカニカルヴォイド(D棟)。設備インフラを「見える化」し、学生たちの活きた教材となる

大成建設のソリューション

3mモジュールによる拡張システム

PCa 柱など、工場生産部材による3m 幅のユニットを反復させた構成です。モジュールを連結することで大空間も実現可能で、将来的な可変性・拡張性も確保しています。新校舎はこのシステムを実践し、段階的に建設されました。ユニットの共通化・工業化により、現地作業を最小化して工期を短縮、品質の平準化、人手不足にも対応しています。

拡張性と可変性を備えたシステム
拡張性と可変性を備えたシステム
3mモジュールの組み合わせにより、大小さまざまなサイズの空間を生み出した。吹抜け空間のエントランスホール
3mモジュールの組み合わせにより、大小さまざまなサイズの空間を生み出した。吹抜け空間のエントランスホール
大講義室
大講義室
研究室
研究室

工事概要

発注者 学校法人北海道科学大学
所在地 北海道札幌市手稲区
竣工 2021年1月
延面積 16,490.41m2
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