麻布十番の「上質な下町風情」に浮かぶ、墨色の陰影。

The Juban

WORKS

生活がフラットに広がるバルコニー

都心の一等地でありながら下町感を残す、東京・麻布十番。その「上質な下町風情」を、墨色の木壁とガラス手摺り、PCa スラブのコンクリート素材による端正な構成で表現した、店舗併設の賃貸マンションです。コア壁構造とフラットスラブにより外周フレームを縮減し、各階の設備機器を集約化。住戸プランに可変性をもたせると共に、バルコニーに設備機器が一切ない、幅広で居室と一体的に使える「リビング・バルコニー」を実現しました。

街並みに対して端正な表情をつくる、シャープなPCa板スラブと木の隔壁によるグリッド表現
街並みに対して端正な表情をつくる、シャープなPCa板スラブと木の隔壁によるグリッド表現
麻布十番の路地裏を彷彿とさせる集合住宅のアプローチ
麻布十番の路地裏を彷彿とさせる集合住宅のアプローチ
間口を最大限確保し、まちに開いた店舗ファサード
間口を最大限確保し、まちに開いた店舗ファサード
フラットスラブとハイサッシによりバルコニーと連続感をもたせた居室
フラットスラブとハイサッシによりバルコニーと連続感をもたせた居室
キッチン周りのインテリア。日本的な風情を感じさせる、素材感のあるモノトーンの設え
キッチン周りのインテリア。日本的な風情を感じさせる、素材感のあるモノトーンの設え

大成建設のソリューション

耐震性×居住性×更新性の構築

建物中心を貫くRC コア壁(厚さ60cm)に耐震要素を集約。フラットスラブと組み合わせ、フレキシブルな空間を最大化するSI システムを構築しました。縮減された外部フレームにはハイサッシを採用し、居室の開放性と眺望を確保。各階の設備機器を建物奥の設備バルコニーに集約し、メンテナンス・更新性に配慮しました。

自由なプラン変更を可能にするフラットスラブ
プラン変更や設備機器の更新に配慮したスケルトン・インフィル(SI)システムの構成
プラン変更や設備機器の更新に配慮したスケルトン・インフィル(SI)システムの構成

工事概要

発注者 圓山商事株式会社
所在地 東京都港区
竣工 2021年6月
延面積 3,182.64m2
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