地場材で紡ぐゼロ・エネルギーファクトリー。
OKI本庄工場 H1棟
WORKS
本庄の風土・歴史が織りなす「新たな顔」
創業150周年に向け、「モノづくり基盤強化」を掲げるOKI。同社の原点である「つながる」をコンセプトに、JR高崎線に隣接する埼玉県本庄市の工場内に構えた新たな生産拠点です。木・土・絹の資源利用により発展してきた本庄の風土を活かし、地域に根ざした工場を目指しました。木質・木造化等による地産材の積極的活用、生産エリアの環境負荷低減に取り組み、建材調達から運用までトータルにCO2を削減。カーボンニュートラル実現に向けた工場モデルを構築・実践しました。

木材は秩父市や地域の製材会社と連携し、秩父産材を活用した。本建物全体で206m3の木材を採用。CO2換算で119tを建物に固定している。今後伐採した跡地に24,000本の植林を行い、単一企業による「植える」「育てる」「伐る」「使う」の森林サイクルを構築する



木材のみで耐火被覆する 準耐火構造で、表面に塗るだけで木材の難燃化を実現する塗料を日本で初めて採用した
ZEBに代わる新たな評価指標「ZEF」の構築
本工場は大規模生産施設としては国内初の「ZEB(Net Zero Energy Building)」を取得しましたが、現状、工場のZEB 評価は事務所部分および工場の倉庫等の照明のみが対象で、空調・換気負荷が大きい生産施設の場合、省エネ性能が適正に評価されていません。そこで本計画に際し、生産エリアの空調や換気、照明も含めた評価指標「ZEF(Net Zero Energy Factory)」を定義・構築しました。





工事概要
発注者 | 沖電気工業株式会社 |
---|---|
所在地 | 埼玉県本庄市 |
竣工 | 2022年4月 |
延面積 | 18,837.72m2 |
- ※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。