水面の煌めきを放つ、海辺の灯台。

名港ビルディング

WORKS

海側からみた南側外観
海側からみた南側外観。PCaユニットで構成し、名古屋港のシンボルとなる建築とした


エントランスアプローチ
エントランスアプローチ。街路に正対し、格式ある構えで人々を迎え入れる
最上階の展望室
最上階の展望室。コーナー柱を無くし開放感を際立たせている

名古屋港のシンボルタワー

名古屋港ガーデンふ頭に立つ、総合物流企業の本社事務所が入居するビルの建て替え計画。1949 年の創業 以来、港湾運送事業を中核に発展を続けてきた歴史性や永続性を、シンプルで重厚感のあるファサードで表現しました。窓際に組み込んだライトシェルフ(中庇)が太陽の光を室内外に拡散反射し、時間帯や天候、見る位置によって豊かな表情を見せます。港に立つ灯台 のように、安心・安全な企業イメージを発信し、大海原の風景に映える、シンボル的存在を目指しました。
ライトシェルフの反射光が建物に柔らかな表情を与える
ライトシェルフの反射光が建物に柔らかな表情を与える
オフィス基準階
オフィス基準階。ライトシェルフやチムニーを組み込んだPCaユニットが光と風を採り込む
地上40mに設けたダイニングスペース
地上40mに設けたダイニングスペース。
木の温もり、柔らかな光に包まれ、眺望を楽しみながらリラックスできる

PCaによるファサードシステム

光を拡散するライトシェルフや外気を採り入れるチムニーなどの機能を組み込んだ、一体成型のPCa(プレキャストコンクリート)ユニットで外壁面を構成しました。窓際空間における眺望の確保や快適化だけでなく、施工性やデザイン性にも寄与します。ライトシェルフの反射面は、シミュレーションにより水面のように光を拡散する多面的な形状を導き出しました。

外装PCaユニットのモックアップ
外装PCaユニットのモックアップ
窓まわりの断面構成およびチムニーの平断面図
窓まわりの断面構成およびチムニーの平断面図
エントランスアプローチ夜景
エントランスアプローチ夜景。外構計画と一体となったライティングデザインで空間を演出
エントランスホール
エントランスホール。光の帯が外部から連続し、一体感を創出している
360°の眺望が得られる屋上回廊
360°の眺望が得られる屋上回廊を上から見る

工事概要

発注者 名郵不動産株式会社
所在地 愛知県名古屋市港区
竣工

2022年6月

延面積 16,522.00㎡
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