建設当時の姿を保存・再生し、メタボリズム建築を継承する。
静岡新聞・静岡放送東京支社 リノベーション計画
WORKS




1967年建設時と今回の改修前の外観。原設計は丹下健三+都市・建築設計研究所。
外壁が退色して赤茶色に変わっていたが、円筒の屋外と屋内の塗装を削って建設時の色を割り出し、再現した
メタボリズム建築を更新する
1967年、東京・銀座に建設された有名モダニズム建築の保存・再生プロジェクト。特徴的な外観形状と室内空間の広がりを保持しながら耐震補強するため、円柱コアの内側から薄くて耐力の高い鋼板と炭素繊維シートで補強する工法を採用しました。外壁色は調査の上、建設当時の色を再現。また内装や設備の更新にあわせ、セキュリティ強化やBCP対策、バリアフリー対応、コワーキングスペース等を整備し、執務環境の向上を図りました。





1階エントランスホール。コア形状に合わせた円弧状の自動ドア、受付カウンター

建設当時のフォルムを 保持する耐震改修

円筒コアの内側一周に補強した鋼板と炭素繊維シート

工事概要
発注者 |
静岡放送株式会社 |
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所在地 |
東京都中央区 |
竣工 |
2022年5月 |
延面積 | 1,493.10㎡ |
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