森に溶け込む「大地の屋根」。
カネカ ウェルネスセンター 風の杜
WORKS


大地とつながる
Wellness Life&Work Lab
工業地帯の一角に残る森の中に建設された、企業内診療所兼厚生施設です。健康経営のシンボルとして、生物多様性に配慮し、既存の樹木を可能な限り保全。敷地に合わせて自在に形が変化する木造多面体構造を採用し、森に溶け込む建築としました。緑に囲われた、あたたかみのある空間をつくりだすことで、米国・健康建築性能評価制度(WELL 認証)で最高ランク「プラチナ」を取得。また、外断熱二重通気構法や瓦一体型/シースルー太陽電池などの環境技術も取り入れ、ZEB* を実現しています。
* ZEB(Net Zero Energy Building)=「省エネ」に加え、太陽光発電等の「創エネ」により、年間のエネルギー収支をプラスマイナスゼロとする建築物



ランドスケープと一体となる建築
まずは既存樹木を3D スキャンし、樹木のリサーチを実施しました。侵略性外来種を中心に伐採を行い、保全した樹木を可能な限り避けるように建築しています。また、建物自体にも一部緑化を施すことで、森になじむ意匠としました。




工事概要
発注者 | 株式会社カネカ |
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所在地 | 兵庫県高砂市 |
竣工 |
2022年7月 |
延面積 | 625.49㎡ |
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