森に溶け込む「大地の屋根」。

カネカ ウェルネスセンター 風の杜

WORKS

多面体構造の木造建築
既存樹木を避けるように建つ、多面体構造の木造建築
建築とランドスケープの連続性
緑化屋根が地面とつながり、建築とランドスケープの連続性を生み出す

大地とつながる
Wellness Life&Work Lab

工業地帯の一角に残る森の中に建設された、企業内診療所兼厚生施設です。健康経営のシンボルとして、生物多様性に配慮し、既存の樹木を可能な限り保全。敷地に合わせて自在に形が変化する木造多面体構造を採用し、森に溶け込む建築としました。緑に囲われた、あたたかみのある空間をつくりだすことで、米国・健康建築性能評価制度(WELL 認証)で最高ランク「プラチナ」を取得。また、外断熱二重通気構法や瓦一体型/シースルー太陽電池などの環境技術も取り入れ、ZEB* を実現しています。
* ZEB(Net Zero Energy Building)=「省エネ」に加え、太陽光発電等の「創エネ」により、年間のエネルギー収支をプラスマイナスゼロとする建築物

屋根架構
木と鉄骨の混構造による屋根架構
多目的棟とヘルスケア棟
カネカ高砂工業所正門に隣接した森の中に建ち、多目的棟(健康維持のための活動空間)とヘルスケア棟(企業内診療所)からなる


多面体構造の屋根
瓦一体型太陽電池やシースルー太陽電池、緑化屋根が載る多面体構造の屋根

ランドスケープと一体となる建築

まずは既存樹木を3D スキャンし、樹木のリサーチを実施しました。侵略性外来種を中心に伐採を行い、保全した樹木を可能な限り避けるように建築しています。また、建物自体にも一部緑化を施すことで、森になじむ意匠としました。

多目的スペース
多目的棟。保全した樹木を活かしたランドスケープを取り込む多目的スペース
待合いスペース
ヘルスケア棟。庭に開いた、診療所の待合いスペース
通気構法図解
季節に応じて通気経路を切り替え、外壁の熱負荷を軽減する通気構法
太陽電池ガラスの屋根
2棟で支え合う、太陽電池ガラスの屋根

工事概要

発注者 株式会社カネカ
所在地 兵庫県高砂市
竣工

2022年7月

延面積 625.49㎡
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関連情報

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