地域の人々の愛着を育み心の拠り所となる寺院。

德恩寺 本堂

WORKS

外観
構造種別の異なる上下階を木割に基づき調和させた、 重層形式の外観
全体基本構成
鉄筋コンクリート造の上に伝統木造が載る基本構成。 下階の控室及びお堂のための排煙塔屋上に鐘楼が載る

横浜市港南区の斜面地に位置する、900 年以上の歴史をもつ高野山真言宗寺院の本堂建て替え計画。下階は擁壁と一体化した鉄筋コンクリート造、上階を伝統木造とし、随所への既存部材の転用や、高耐力壁「T-WOOD® 真壁」の導入、快適な法要環境を実現する空調計画など、堂宮大工の伝統技術とさまざまな現代技術を融合しました。背後の墓地にアクセスするためのエレベータや階段を各所に配置することにより、建物内外のさまざまな場所で「新しい参詣体験」を提供しています。

既存を転用した欄間と折上小組格天井
既存を転用した欄間と折上小組格天井。 精緻なディテールによる荘厳空間
既存本堂部材を随所に転用
既存本堂部材を随所に転用し、記憶と歴史を継承した
石切場をイメージした擁壁
屋外階段を組み込んだ擁壁は、石切場をイメージ。葦簀型枠による荒々しい仕上げ

工事概要

発注者 德恩寺
所在地 神奈川県横浜市港南区
竣工

2022年6月

延面積 661.25 ㎡
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