多様なテラスに人が集い、まちに溶け込む千本格子。
FUJIPOLYビル
WORKS

地域文化を読み解き周辺環境とつながる

地産材を取り込んだエントランスホール。左奥の世界地図は小原和紙漆喰で表現。社員も漆喰塗りに参加した
名古屋駅のほど近く、城下の商人町だった四しけみち間道界隈に本社屋を移転するプロジェクト。外装は、今なお町家建築が多く残る街並みを踏襲し、繊細な縦格子のデザインとしました。その内側には多様なテラス空間を設け、リラックスすることや、集まることを楽しめるオフィスビルを実現。エントランスホールには、移転にあわせて一新したブランドイメージを地産材などで表現し、働く環境や地域文化における付加価値向上を追求しました。



人、植物の活動を映し出す有機的な外装

繊細な千本格子のルーバーは、屋内への日射を制御し、省エネ効果をもたらすとともに、屋外には、テラスでソトワークや休憩をする人の姿や、季節によって茂る緑をルーバー越しに表出し、人と植物の活動を映し出す有機的な外装となります。花車神明社をはじめとする周辺地域の緑をつなぎ、豊かな都市空間を形成しています。


工事概要
| 発注者 |
富士高分子工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市中村区 |
| 竣工 |
2022年11月 |
| 延面積 |
1,768.09㎡ |
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