大地から隆起し空に溶け込むシンボルタワーが新たなミナミを創る。

なんばパークス サウス

WORKS

なんばパークスサウスを構成する3棟

なんばパークスサウスを構成する、地上34階建ての「センタラグランドホテル大阪」(右)、14階建ての「パークスサウススクエア」(左)、9階建ての「ホテル京阪なんばグランデ」(中央)。低層部は還元焼成タイル、高層部は白を基調とした構成をデザインコードとして3敷地の一体性を表現した外観デザイン

「制振コアフレーム」による高効率制振

「なんばパークス」の屋上公園越しに見る
「なんばパークス」の屋上公園越しに見る。2003年、南海電鉄・なんば駅の南側に開業した同施設とは2階レベルの連絡通路でつながり、連続性のあるデザインとした

幼稚園児から高校生までが学ぶキャンパスを、6年半をかけて全面的に建て替えました。正門をくぐると、透かしレンガの講堂に向かって水盤が延び、各校舎の入り口では、クロスヴォールトの回廊が出迎えます。各フロアは吹抜け空間で立体的につなぎ、多様なコモンスペースを配置。キャンパスで過ごした時間が、生徒・児童たちの心にいつまでも残り続けるように、日常の移動空間にさまざまな「いばしょ」を設け、講堂や食堂などの共用空間を印象強く設えました。

センタラグランドホテル大阪の構造モデル
センタラグランドホテル大阪の構造モデル
大阪のまちを一望できる客室
大阪のまちを一望できる客室
ルーフトップレストラン
ホテルのシンボルでもある、開放的なルーフトップレストラン
2階エントランスロビー

2階エントランスロビー。
タイと日本の美、文化を融合したインテリアデザイン

御堂筋の先へ、人々を誘う難波の新しいランドマーク

敷地北西側からの眺望
敷地北西側からの眺望。3棟共通のタイルを使った多段状の低層部は、なんばパークスから連続する緑と調和させることで街区全体の一体性を創出

大阪・御堂筋の南端に位置し、ミナミとよばれる難波駅前エリアで、事業者の異なる3敷地(ホテル2棟・ オフィス1 棟)を一体的に開発する計画です。3 棟共通して、低層部には隣接するなんばパークス(2003 年開業)のコンテクストを引用。大地をイメージした還元焼成タイルと段丘状の緑化が、御堂筋から続く歩行者空間を彩ります。高層部は白を基調にデザインし、まとまりのあるシルエットとすることで、難波の新しいランドマークを目指しました。

パークスサウススクエア、2階オフィスエントランスホール
パークスサウススクエア、2階オフィスエントランスホール。サードプレイスとしても利用できる設え
デザインコンセプトイメージ「なんばパークスと連続した緑の丘の形成」
デザインコンセプトイメージ「なんばパークスと連続した緑の丘の形成」
2階エントランスロビー
2階エントランスロビー。
なんばパークスから連続する「Garden」の雰囲気を表現したインテリアデザイン
スタイリッシュなインテリアの客室
「Garden」を連続させた、スタイリッシュなインテリアの客室
難波地区地区計画に則った歩行者ネットワークの形成

難波地区地区計画に則った歩行者ネットワークの形成

水平デザインとした高層部

デザインパネルにより流れのある
水平デザインとした高層部。開口がリズミカルに揺らぐ

工事概要

以下、*1センタラグランドホテル大阪/*2パークスサウススクエア/*3ホテル京阪なんばグランデ
発注者

CentaraOsaka 特定目的会社(センタラホテルズ&リゾーツ、大成建設株式会社、関電不動産開発株式会社)*1/なんば開発特定目的会社(南海電気鉄道株式会社、双日株式会社、株式会社日本政策投資銀行)*2/大成建設株式会社、関電不動産開発株式会社、南海電気鉄道株式会社*3

所在地 大阪府大阪市浪速区
竣工

2023年3月*1/ 2023年1月*2/ 2023年1月*3

延面積 39,131.08 ㎡*1/19,683.10 ㎡*2/9,377.55 ㎡*3
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