今までのまち/これからのまちをつなぐ
開かれたワークスペース。

東京避雷針工業 横浜支店

WORKS

避雷設備機器専門メーカーの新たな支店ビル

避雷設備機器専門メーカーの新たな支店ビル。周辺環境とつながる、オープンなワークスペースを計画した

3つの「ボリューム」による全体構成
3つの「ボリューム」による全体構成。機能と使われ方が一致する空間をボリュームにまとめ、その隙間に「オープンワークスペース」を計画した
建築の空間構成がそのままファサードとなる
建築の空間構成がそのままファサードとなる

新旧のまちをつなぐテラス
新旧のまちをつなぐテラス

周辺環境とつながる「空気」をつくる

コンクリート躯体の型枠にOSBやラーチ合板を用いたほか、「TUBE」のエキスパンドメタルや、階段のSUS製ウェブネットなど、工業地域の風景と呼応し、この場所らしい空気感を生み出す素材を選定しました。各素材の肌理を大切に、触りたくなる表情を持つ仕上げとし、時の経過と共に、より豊かで力強い空間へシフトしていきます。


開放的な階段室
社員間の偶発的なコミュニケーションを誘発する、開放的な階段室

サンドブラスト処理した910mm角のラーチ合板を型枠に用いた壁面
サンドブラスト処理した910mm角のラーチ合板を型枠に用いた壁面
躯体の壁・天井を内外フラットにつなげることで、周辺環境との連続性を感じさせる内部空間の実現を目指した
躯体の壁・天井を内外フラットにつなげることで、周辺環境との連続性を感じさせる内部空間の実現を目指した

工業地域から複合市街地へ、
変わりゆく臨海のまちを感じながら働く

土地区画整理事業に伴う、支店ビルの移転新築計画です。40年間過ごしてきたまちと、これから開発が進むまちをつなぐ建築を目指しました。要求された空間を3つに整理し、性格の異なるボリューム、GATE /BOX /TUBEに納めることで全体を構成。それらの隙間には、まちに開かれた「オープンワークスペース」を設えました。この場所で、このクライアントだからこそ実現できた、「働きながらまちを感じ、まちからもその様子を感じ取れる」オフィスビルです。

移転した新事務所

横浜市都心臨海部、東高島駅の北側で進む土地区画整理事業により、40年以上使い続けてきた旧事務所から数100m離れた場所に移転

4階会議室
4階会議室。床下吹出空調とすることで、フラットな天井躯体が内外で連続する

工事概要

発注者

東京避雷針工業株式会社

所在地 神奈川県横浜市神奈川区
竣工

2023年7月

延面積

787.16㎡

  • 本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

関連情報

本ウェブサイトでは、お客様の利便性の向上及びサービスの品質維持・向上を目的として、クッキーを使用しています。
本ウェブサイトの閲覧を続行した場合は、クッキーの使用に同意したものとします。詳細につきましては、本ウェブサイトのクッキーポリシーをご確認ください。