上越市立水族博物館 うみがたり
上越市立水族博物館 うみがたり

「上越市立水族博物館 うみがたり」は、80年を超える歴史を継承して新たに建設された水族館です。 日本海を再現した「うみがたり大水槽」は、イワシの群泳やアカシュモクザメ、コブダイなど50種38,000点の生きものがいます。
上越市は、アルゼンチン共和国チュブ州と協力協定を締結し、マゼランペンギンの保全活動や飼育繁殖ノウハウンの交換などを協力・研究していく方針です。うみがたりでは、アルゼンチンの最大生息地であるプンタ・トンボの環境を再現し、飼育数世界一となる120羽のマゼランペンギンを飼育展示しています。

飼育設備工事の特徴
①チタンスリープの採用
躯体水槽と塩ビ配管の取り合いは、耐食性いに優れたチタンスリープを採用しました。チタンスリープと塩ビ配管との接続はフランジ取り合いとし、将来の改修工事に対応しています。
②埋設配管の選定
取水ポンプから新水族博物館への海水供給配管は、大部分が道路や歩道の直下であり、敷地内でも埋設となるため、耐蝕性と耐震性が高く軽量で柔軟性に優れた水道配水用ポリエチレン管を採用しました。配管の接続は加熱溶融接続方式とし、継手部が管体部と同等以上の強度を有しており、信頼性を向上させています。
③擬岩工事の工期短縮
・CRC擬岩工事では、工場にて配筋とメタルラスの溶接を行い、現地組立及び溶接作業を極限まで減少させます。
・FRP擬岩工事においては、工場にてパネルを製造した後に一度仮組を行い、現地組立時の不整合部分を事前に調査し、手戻りのない作業を実施して工期短縮を実現させます。


関連リンク
工事概要
発注者 | 上越市 |
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所在地 | 新潟県上越市五智 |
竣工 | 2018年5月24日 |
延面積 | 7,765m2(水族館のみ) |
設計 | 株式会社日本設計 |
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