創業50年となる老舗企業の新工場を2拠点に再建 #1

東日本大震災により倒壊した本社工場を再建したい。
将来のリスク分散を図り、沿岸部と内陸部の2拠点に新工場を建設したい。
お困りごと
2011年に起きた東日本大震災により、拠点機能を集約していた本社工場が倒壊した。
工場の再建を計画するにあたり、新たに内陸部にも工場を建設して2拠点体制を整え、将来のリスク分散を図りたい。
2つの工場それぞれに求められる安全性や機能性、デザインについてどのようなプランがふさわしいだろうか。

成功事例
石巻漁港のある宮城県石巻市魚町で水産加工業を営む株式会社木の屋石巻水産様は、創業50年を誇る老舗企業として、鯨、さば、いわし、さんまなどの缶詰や加工品を生産しておられます。
看板商品である鯨大和煮の缶詰をはじめ、様々な受賞歴を誇る多彩な商品は、多くのファンから味も安全性も信頼され、高い評価を受けています。
主な受賞歴
- 平成17年3月
宮城県水産加工品品評会にて「くじらユッケ」が水産庁長官賞を受賞。 - 平成19年3月
宮城県水産加工品品評会にて「金華さばみそ煮」缶詰が宮城県経済産業部長賞を受賞。 - 平成20年3月
宮城県水産加工品品評会にて「愛しの舞アミー」が水産庁長官賞を受賞。 - 平成21年3月
宮城県水産加工品品評会にて「鯨賓館(げいひんかん)」が水産庁長官賞を受賞。 - 平成21年3月
宮城県より富県宮城グランプリ特別賞を受賞。

東日本大震災により、本社工場の倒壊に見舞われた木の屋石巻水産様は、震災後、失われた工場の再建を計画しました。


旧本社工場のあった石巻漁港そばの立地に本社工場、離れた内陸の美里町に美里町工場の建設を計画。
主に、美里町工場は缶詰製造やクジラ加工品製造、つくだ煮製造など、本社工場は小女子・イサダ加工や魚の選別・凍結などを行う工場として計画されました。
大成建設は、2つの工場それぞれに求められる安全性や機能性について、お客様と共に追求し、形にしました。

工事概要
発注者 | 株式会社木の屋石巻水産 |
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所在地 | 宮城県遠田郡美里町二郷字南八丁2-2 |
竣工 | 2013年3月 |
延面積 |
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URL | https://store.kinoya.co.jp/ |
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