富山化学工業株式会社 第六研究所

国際競争力のある新薬を創出できる
研究環境整備を行いたい。

富山化学工業株式会社 第六研究所

お客様の声

動態代謝研究部 小野田 様

動態代謝研究部 小野田 様

始めに第六研究所建設にお世話いただきました大成建設諸氏にお礼申し上げます。

私が第六研究所建設プロジェクトに参加した当時は、安全性試験棟として検討されており、私の所属部署である薬物動態部門が第六研究所に安全性試験部門と一緒に入る案は出たり消えたりしている状態でした。しかし、安全性試験部門と薬物動態部門が同じ研究棟で一緒に研究業務を行うのは大変効率的であり、是非、実現させたいと考えていました。

図面設計の段階では、夢が現実となるような心持ちでした。GLP適合動物飼育機能や設備を有する施設としなければならないことから、機能的かつ合理的な設計(ゾーニング)を心がけました。小さなスペースではありますが、リフレッシュコーナーでは、研究員が研究の合間にリフレッシュしています。パーティションのある個人デスクは、集中できる適度なプライベートスペースであるとともに、チームとしての一体感が保てる絶妙なバランスを確保することができます。現在、安全性研究部門及び薬物動態部門の計49名の研究員全員が、大変満足しいきいきと業務しています。

このすばらしい施設を効率よく活用し、一刻も早く新薬を開発し、新研究所全体構想が実現することを夢みている毎日です。

生産技術部 中村 様

生産技術部 中村 様

いつも、無理難題を要求していましたから大成建設のプロジェクトメンバーの方々は、本当にご苦労だったと思います。
それは、こちらが思いついたことは、おおよそ大成建設さんならば対応できると信じていたからです。プロジェクトの方々には、毎週来社して頂き、施設の細部にいたるまで議論を重ねました。毎回投げかける要求に、検討を約束しながらも困惑の様子が見て取れました。

しかし、2、3日後には様々なアイデアを提示頂き、翌週には協議し具体化することが出来ました。
時には着想に感心させられ、時には提示案を却下し悩ませ、お互いに妥協せず粘り強く検討を積み重ねられたのは、度重なる議論により、最高の施設を作りたいという気持ちが共有できていたからだと思います。

しかし、入念な設計とは裏腹に着工まもなく記録的な「平成18年豪雪」に見まわれました。翌日には現場が全て雪に埋もれ、午前中は除雪の日々、日中は吹雪で視界が確保できず、まともに工事が出来る状況とは思えませんでした。

それでも、天候と時間と工程を調整し、現場には檄を飛ばして、常にスケジュール厳守に奔走頂きました。どんな窮地にも活路を見出す大成建設さんの姿勢が、予定通りの竣工に結びついたのだと思います。

大成建設のプロジェクトの方々には、本当にチームワーク良く連携を取りあって計画を推進頂きました。
FMの観点から対応頂いた新たなワークスタイルも定着し、希望通りの研究環境が整備できたことはもとより、今回のメンバーと一緒に仕事が出来たことが何より嬉しく思います。

大成建設担当者より

設計本部 高村 潔

設計本部 高村 潔

富山化学工業様と当社は30年ほどお付合いさせて頂いております。
今回のプロジェクトは3つの異なる機能をもつ空間を、どうやって1つの建物として作り上げるのかというところがポイントでした。
富山化学工業様の担当者の方々と1年以上の時間をかけて、新しい研究施設のあり方について検討を重ねてきました。

大成建設のニーズ分析手法である『T-PALET』も活用しながら、研究員の方々が持っている様々なご要望を実際の設計に落とし込んでいきました。その過程ではパースなどもご用意し、現実感、期待感を膨らませていただき、イメージとの相違点がないか確認しながら進めていきました。

今回のプロジェクトは研究施設全体のグランドデザインから、安全性試験施設のGLPに対応した設備への対応、新しいオフィス空間の提案、サイン計画などの色彩計画まで、当社の各部門の良さを発揮できました。正に、お客様のニーズに『大成建設のトータルエンジニアリング』でお応えできたプロジェクトでした。

設計本部 五嶋 崇

設計本部 五嶋 崇

今回のプロジェクトは、お客様と密に打ち合わせを重ね、社内の各部門の担当者、現場とも上手く連携をとることができました。
先日、竣工後久しぶりに研究所へ伺う機会があったのですが、研究員の方から「明るいオフィスで、空が見え心理的に解放感が得られて気持ちが良いです。」というお話をお伺いすることができました。

またコミュニケーションスペースやホワイトボードウォールも頻繁に使われているとお聞きし、お客様にも施設の意味をよくご理解いただいた上でお使いただいているという印象を受けました。
お客様の研究開発の環境改善に貢献できたことを実感し、大変嬉しいです。

工事概要

発注者 富山化学工業株式会社
所在地 富山県富山市下奥井2-4-1
竣工 2006年11月
延面積 3,403.68㎡
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