御茶ノ水ソラシティ

御茶ノ水エリアの都市再生に寄与するまちづくり

地域と共生し、安全・安心で快適なビジネスと交流の新拠点を完成

ソリューション2:BCP対応、安全・省エネ・働きやすさを確立したハイグレードオフィス

御茶ノ水周辺、徒歩10分圏内では5駅9路線が利用可能であり、東京駅など主要なビジネス街へのアクセスに優れています。近年では、その利便性を活かしたオフィスビルの開発が進んでおり、オフィス集積エリアとしての高いポテンシャルを備え、企業の注目を集めています。

御茶ノ水の新たなビジネス拠点として2013年3月に完成した「御茶ノ水ソラシティ」は、安全・BCPへの対応や省エネを確立する技術を導入し、機能的で快適なオフィス空間を目指して計画されました。

災害に備え、BCPをサポートする安全技術

地震の揺れを大幅に低減する免震構造

東日本大震災時においても地震の揺れを大幅に低減する効果が実証された免震構造を採用しました。建物の低層部(地上2階と3階の間)に免震層を構築し、2種類の積層ゴム支承とオイルダンパーを設置しています。地震時には、これらの免震装置が地震のエネルギーを吸収し、安定した制動力を発揮します。

地震の揺れを大幅に低減する免震構造

最長72時間の電力供給が可能な非常用発電設備を完備

停電時への対応として2,000KVAの非常用発電機により、最大72時間、エレベーターなどの共用部に電力を供給する体制を整えました。

非常用発電設備

最高レベルの環境性能

環境負荷低減を目指した積極的な取り組みにより、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)のSランクを取得しています。

本計画における環境対策
本計画における環境対策

オフィスフロアの全貸室にLED照明を導入

省エネ・節電への対応として、オフィスフロアの全貸室にLED照明を採用しました。これにより、電気料金を約12.5%削減できる見込みです。照明を組み込んだ天井パネルは大成建設オリジナルで、ニーズに合わせて2列構成の照明を3列へと増やすことが可能です。

オフィス専有部の一般的な電気使用構成
LED照明を採用している執務室内
LED照明を採用している執務室内

未利用エネルギー・未利用資源を活用

建物のコア部分を南側に配置し、その屋外に設備機器を集約。設備機器は、太陽光発電パネル一体型のルーバーで隠しました。太陽光による発電能力は、都内のオフィスビルでは最大級の150kWになります。
また、地下鉄湧出水をトイレの洗浄水や植栽のための水、空調の熱源として活用するなど都内初となる取り組みを行っています。

屋外の設備スペースには、外から機器が見えないよう太陽光発電パネルと一体型のルーバーを設置
屋外の設備スペースには、外から機器が見えないよう太陽光発電パネルと一体型のルーバーを設置

自由度が高く快適なオフィス空間

地上6階~屋上階までを構成するオフィスの基準階は、貸室面積約3,000m2(約907坪)の整形で無柱のフロアとし、1フロアあたり最大で4区画に分割できます。
これにより、入居者様の多様なニーズに合わせて、効率的に自由なレイアウトを可能とする執務空間を提供しています。

自由度が高く快適なオフィス空間

施設の管理・運営業務を代行

御茶ノ水ソラシティのPM業務※は、大成建設と安田不動産、大成有楽不動産の3社が共同で行っています。各社から現地スタッフを派遣し、各社の関連部門とも連携しながら業務を推進しています。

  • PM(プロパティマネジメント=不動産管理)事業とは、お客様が所有する不動産の運営管理に関する一切の業務を受託し、収益の最大化を目的として各業務を代行するサービスです。

都市開発本部 開発事業部(当時) 近藤 愛

開業から2年が経ち、現在の入居率は9割を超えました。PM業務を推進する各社の担当者で連携しながら、施設の管理・運営にかかわる業務の効率化・専門化に努めております。また、周辺の他施設との連携を図るなど、地域との調和を重視した取り組みにも力を入れています。運営スタッフ一同、テナント入居者様をはじめ地域の皆様や来街者の皆様に、心地良いおもてなしが出来るよう、努めて参ります。

関連情報

本ウェブサイトでは、お客様の利便性の向上及びサービスの品質維持・向上を目的として、クッキーを使用しています。
本ウェブサイトの閲覧を続行した場合は、クッキーの使用に同意したものとします。詳細につきましては、本ウェブサイトのクッキーポリシーをご確認ください。