材料と環境のラボ(次世代研究開発棟)

異業種との協業を推進するオープンラボを備え、主に材料・環境分野の研究・開発拠点となる「材料と環境のラボ」。本施設は、既存躯体を利用したリニューアルでありながら、民間研究施設では国内初となる「Nearly ZEB」の達成を目標としています。
異業種・外部との連携を強化(オープンラボ設置)
当社が積極的に推進するオープンイノベーション活動を加速し、異業種や外部研究機関と連携したタイムリーな研究・開発を推進する実験室「オープンラボ」を新たに設置しました。研究・開発課題に応じて、機器や装置のレイアウトを自由に設定できる空間として、多様なニーズにも柔軟に対応が可能です。また、分野の異なる研究員同志が常時コミュニケーションを図りながら、効率的に研究開発に取り組めるオープンな実験環境を実現しました。
「ZEB」の達成
当施設は、多くの分析装置や設備を備えるエネルギー多消費型の施設でありながら、実験室内環境最適制御システム「T-Labo.® Next」をはじめとする超省エネ技術の導入により、年間の一次エネルギー消費量を一般的な建物に比べ76%削減、また、太陽光パネル装置による創エネで32%を賄い、合計で一次消費エネルギー量の108%を削減し『ZEB』を達成した。民間研究施設のリニューアルでは国内初となる「ZEB」を達成しました。

導入した新技術
主な実験室
オープンラボ
緑化実験室(温室)

微量分析実験室(クリーンルーム)

パイロット実験室

化学分析室

温湿度可変実験室

建物概要
所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1 |
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建築面積 | 1,819.42m2 |
延床面積 | 5,191.15m2 |
階数 | 地下2階、地上3階 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
基礎 | 直接基礎 |
竣工 | 2018年9月 |