お知らせ
アップサイクル建築プロトタイプ「アップサイクルキャビン」の製作過程を描いた動画を公開
2025年3月3日
大成建設は、国立研究開発法人科学技術振興機構 共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)「リスペクトでつながる「共生アップサイクル社会」共創拠点」※1・デジタル駆動 超資源循環参加型社会 共創コンソーシアム アップサイクル都市モデル分科会(以後、本分科会)において、資源循環に配慮したアップサイクル建築のプロトタイプとなる「アップサイクルキャビン」を製作し、使用する材料の適用性や施工性、活用方法等を実証しました。
(詳細:https://www.taisei-techsolu.jp/news/2024/241206_10215.html)
そしてこの度、アップサイクルキャビンの製作過程を描いた動画「Vortex city project001Upcycle Cabin」を編集し、公開を開始しました。
公開動画では、アップサイクルキャビンの材料収集から設計・施工に至る過程について担当者のコメントを加えながら紹介しています。本キャビンは、プラスチックやおむつ、植木剪定材など市中から回収した資源のほか、地産地消の資源循環を考慮して使用する材料を選定し、アップサイクルしやすい構造・材料を取り入れて製作されています。
今後当社は、本分科会に参加する大学、企業、自治体と連携を図り、2025年度には本キャビンを街中へ設置し、実際に街の公共物として使用することで、資源循環に対する市民の意識醸成につなげるとともに、アップサイクル建築に関する市民の受容性調査や街中での有効活用方法についてさらなる実証を行ってまいります。
注釈
※1 国立研究開発法人科学技術振興機構「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)「リスペクトでつながる「共生アップサイクル社会」共創拠点」」
慶應義塾大学 SFC 研究所 田中浩也教授がリーダーとなり、『国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラ ム(COI-NEXT)【地域共創分野】』へ鎌倉市らとともに応募し、2021年育成型、2023年本格型として採択され、設立した研究拠点。この拠点では、「循環者」と呼ぶ新たな市民像を中心とした循環型まちづくりをビジョンに掲げ、鎌倉市・相模原市を主たる実験フィールドとして、必要となる POC(Proof Of Concept:概念実証) を、大学、企業、市民、自治体がともに共創し、具現化するための活動を推進するものです。
本共創拠点の主催するコンソーシアム内分科会「アップサイクル都市モデル分科会」の参加団体(公表時点)は以下の通りです。
- 慶應義塾大学(主催)
- 大成建設株式会社(幹事)
- 鎌倉市
- 相模原市
- 花王株式会社
- 大成ロテック株式会社
- TOPPAN株式会社
- 株式会社放電精密加工研究所
- 三菱ケミカル株式会社
- ヤマハ発動機株式会社
- YKK AP株式会社