意匠性の高いガラス一体型発電システム
T-Green Multi Solar

T-Green®Multi Solar
大成建設は、ビルの外装(壁面や窓面)を有効活用し、太陽光発電を効率的に行うT-Green®Multi Solarを開発※しました。太陽電池を合わせガラスで挟み込むことで、外装そのものが発電システムとなり様々な規模の建物に導入できます。
建物単体で自立した電源を有するので停電時の備えとなり、街全体のレジリエンスも 高まる安心の発電システムです。
- ※太陽電池の技術に定評のある(株)カネカとの共同開発製品
- 意匠性を兼ね備え、高い発電性能を実現できる
- 災害による停電時に、自立した電源として使用できる
- SDGs、ESG等の評価やBCP対策により建物の資産価値が高まる

発電する外装で、創エネ性能や災害時対応力を向上
都心部における中高層ビルなどは、屋上が狭い上に、様々な設備機器などが設置されるため、太陽光発電パネルの設置面積が確保できません。T-Green®Multi Solarは、水平面だけでなく、日照が得られる垂直面(壁面や窓面)でも発電できます。外観イメージを損なわず、建物の創エネ性能を高められる画期的な外装です。また、災害時の非常用電源として使用することもできます。


特長
創エネ:外装デザインに合わせて2つのタイプから選択
- 採光と発電を両立する「シースルータイプ」
- 世界で初めてLow -Eペアガラスにストライプ状の両面太陽電池を組込みました。窓ガラスに必要な眺望、採光、断熱、遮熱といった基本性能に加え、表裏で同時に発電できる多機能な太陽光発電ガラスです。
- 意匠性にも優れた「ソリッドタイプ」
- 様々なサイズの外装パネルに適用できる太陽電池モジュールです。電極や配線が外観に現れない高い意匠性と、高効率な発電素子配列による高い発電性能を有する太陽光発電外装パネルです。
創エネ:採光・発電・意匠性を兼ね備える画期的な外装システム
窓ガラス上部にシースルータイプを採用すれば、採光面積の確保と発電面積の確保を両立します。スパンドレル部にソリッドタイプを採用すれば、ファサードデザインはそのままで発電面積を確保できます。一般のアルミカーテンウォールと同じ納まりなので、ファサードデザインに応じて様々なサッシに適用でき、施工性に優れています。


創エネ:創エネ性能の向上でワンランク上のZEBへ
太陽光発電パネルの設置スペースが限定的となる都心部の中高層ビルにおいては、発電(創エネ)量の確保が難しく、50%以上の省エネを達成できる“ZEB Readyを超えるZEB” の達成は困難でした。壁面や窓面といった垂直面でも効率的な発電が可能なT-Green®Multi Solarを導入することで発電量を確保し、ワンランク上のZEB(Nearly ZEB、『ZEB』)の達成に寄与します。
災害時対応:長時間の停電でも自立電源として利用できるので災害時も安心
災害による長時間停電に、BCPやLCP用の自立電源として機能を発揮します。また、一般的な外装材と同等の耐久性を有し、施工性にも優れ、発電を30年以上維持できます。建物単体としてだけでなく、地域の防災・減災・レジリエンス対策にも寄与します。蓄電池を併用すれば、さらに安定した電源供給が可能となります。
本製品のご提供から、建設地・設置部位・目的などに応じた効果や費用のご提案※、 システムの施工・性能確認まで、大成建設が一括でご対応いたします。
- ※案件に応じてシミュレーションを行いご提案します。